医療廃棄物処理

医療廃棄物問題

廃棄物のうち特に医療機関から排出する感染性病原体が含まれている廃棄物、または、これらの恐れのある廃棄物を、従来の産業廃棄物とは別に感染性産業廃棄物として新たな区分とした後も規制は強化され、排出事業者が、不法投棄現場の現状復帰の義務を負う排出事業者責任が課されるようになりました。さらに平成14年には焼却炉の排ガスのダイオキシン類規制強化により病院内での焼却が困難なことから、ほぼ全面的に委託処理となりました。

全国産業廃棄物連合会医療廃棄物部会の試算では、医療廃棄物1kgあたり300~350円の処理コストが必要となっています。年間30万トンの感染性廃棄物の発生量が発生していると仮定しますと約1,000億円の処理費用が発生し、医療廃棄物の処理の責任とコストをどう分担するかが問題となっています。

今後、大きな問題になると予想されるのは、在宅医療の進展に伴い発生している一般廃棄物に分類される在宅医療廃棄物処理に関する問題で、法律の上では処理責任は市町村ですが、実際ほとんどの市町村は、医療機関に託している状況です。今後、在宅医療の一層の増加が予想され廃棄物に関して大変心配される。(2005年7月20日 医療系廃棄物今後の課題(日本医師会)

SOWAシステムでは医療廃棄物を高温高圧の亜臨界水により加水分解処理することで、埋め立てや焼却もせずに安全に分解処理します。

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